vietnam3

2018年5月16日~5月30日
ベトナム 旅の記録


ベトナムに持って行ったモノ


T シャツ4枚
ズボン2着
上着1着
パンツ4枚
靴下4足
帽子1つ
石鹸1個
ジャンプー1つ
歯ブラシ1つ
歯みがき粉1つ
カミソリ1つ
ポラロイドカメラ一台
フィルム1ケース
インスタントカメラ2個
本5冊
『赤めだか』立川談春
『ポケットに死を入れて』チャールズブコウスキー
『旅へ』野田知佑
『恋は底ぢから』中島らも
『新録 初めてのベトナム語』寺戸ホア
ハッカ油1つ
ベトナム口琴1つ
ブルースハープ キーG 1つ
クロム1つ
ポシェット1つ
サイドカバン用ショルダー1つ
ボストカート2枚
メモ帳1枚
ボールペン1つ
旅券2枚
パスポート1枚
海外旅行保険1枚
キャッシュカード1枚
TCGカード1枚
栓抜き1つ
財布2つ
ペンライト1個
お菓子二袋
手揉み器具1つ
携帯電話一台
充電器一台
コンセント1個
単4電池4個
マルボロ二箱
携帯灰皿1つ
地球の歩き方1冊
爪切り1個
ポータプルCDプレイヤー1台
CD6枚
(クラフトワーク、ジュノ、バームクーヘン、ジョナサン、ブルーサルビアベトナム語講座)


計70の持ちモノを持ってベトナムへ。

vietnam2

2018年5月16日~5月30日
ベトナム 旅の記録

5月17日

ハノイ滞在2日目』

7時起床。
泊まったドミトリーの部屋には二段ベッドが4つと小型のロッカーが8つ、共用のシャワーとトイレ、エアコンが設けられた立派な設備。
初日は西洋の若者が各二人と、自分との3人での宿泊。あいさつ以外は特に会話はなし。
朝は早々に身支度を済ませ、階段を降りて宿のロビーへ。


宿の玄関ロビーのベンチに座りながら、ぼんやり通りを眺めていると、ノンラーを被ったおばちゃん達が元気良く天秤棒を担ぎながら、バナナやパンを練り歩いて売っている姿を多く見かけます。
寝起きでぼんやりしていると、華奢で可愛いらしいおばちゃんがこちらに気付き、ニコニコして近つきながらセールスにやってきました。
結局、商品は購入しませんでしたが、こちらが日本人だとわかると、赤ちゃん言葉みたいな可愛い日本語で色々話しかけてくれました。
『ありがとう』
『こんにちは』
『パンおいしいよ』
『さようなら』などなど。
それに対してこちらも
『シン カムゥン(ありがとう)』
『タン ヴェッ(さようなら)』
『アンコムチュア❓(ご飯食べた❓)』などと、全くなってない下手なベトナム語を並べて、お返し。
笑顔がほんとに子どもみたいで可愛いらしいこのおばちゃんは、ハノイ滞在中、毎朝、宿の玄関前で寝ぼけてぼんやりしてるこちらに気付くと、ニコニコしながら手を振ってくれたり、赤ちゃんみたいな可愛い声と日本語で『おはよう』と声をかけてくれて、元気をくれました。



お昼前に宿付近の市場で買い物をした後、市場前のロータリーでバイクタクシーのおっちゃんと交渉して、5時間ほどチャーターする事にしました。
ドライバーはチュオムさんという方で、寡黙なすごく優しい目をしたおっちゃんです。50代で子供が5人、それでも見た目はかなり若く見えます。
気になる場所や行ってみたいところをガイドブックを見せながら街の中をグングン走ってくれました。


お昼過ぎ頃、お腹が空いてきましたので
『昼食をとりたいです。チュオムさんのお勧めの、地元の方がよく行くようなお店に連れていってください』と伝える。

しかし、なかなか上手く伝わらなかったようで、普通にお洒落な雰囲気のレストランに連れていってくれました。
料理の値段もベトナムの物価としては、ぼちぼち中級クラスのようで、なにより外国旅行者のニーズに合わせたような趣もあり、残念ながら思っていたお店とは違いました。

『ここで食べてきなさい。私は少し近所で休憩をとるので1時間後にまたあなたを迎えに来ますね』
というような事を仰り、僕はといえば店の前にぽつんと一人残されて、チュオムさんは一旦家にでも帰ったのでしょうか、バイクを飛ばしてどこかに行かれました。
結局そのお店では食事せず、近くの路地を入っていったところに、いかにも庶民的で近所の人が集まるような賑やか食堂を見付けたので、勇気を出してそこに潜入。


そこはバイキング形式で(現地ではコムビンザンといって、ベトナムの大衆食堂では一般的なスタイルらしい)ごはんが乗ったプレートを持って、おかずを盛る担当の人にプレートを渡し、あれ入れて、これ入れてとチョイスして綺麗に盛ってもらいます。

『こんにちわ❗』
ベトナムに来て以来、初めて自分の中で精一杯の元気と笑顔でお店に入っていきました。
旅行者が寄り付くような雰囲気ではありませんでしたので、お店の方も周りのお客さんも、なんじゃこいつは、といった感じでしたが、親切に対応、案内をして下さって有難かった。
焼き魚を中心に色々とプレートに盛って頂く。

その後、チュオムさんと再度合流して、引き続きハノイをバイクで散策した後、夕方前にはホテルに帰宅。
夕食前にハノイ駅に向かい、窓口でベトナム中部ダナン行きの切符を購入。2日後の22時20発。
少しずつ列車に乗って南のサイゴンを目指します。

夜はまたホアンキエム湖のベンチに座りながら、賑やかな喧騒と艶やかな女の子達を眺めながらのんびり缶ビールを飲んで過ごしました。
ビールが安くて美味しい。ベトナム産は大体1缶が20000~25000ドン(約100円~150円)。333という銘柄が好みでよく購入しました。


それにしても、初日に比べると少しずつですが、旅の不安も和らぎ、落ち着いてきました。
宿泊している宿ではトムさんというアメリカ人の男性が、ロビーで色々と親身になって話しかけてくれました。仕事の都合で海外を飛び回ってるようで、若い頃のジョニーデップみたいな雰囲気とカッコ良さがあり、若い方ですがバイタリティに溢れた方で勇気をもらいました。


23時頃、就寝の為に部屋に戻ると、新しく中国人のロンさんという方が今夜からルームメイトに加入されていました。


続く

vietnam1

2018年5月16日~5月30日
ベトナム 旅の記録



5月16日
ハノイ到着』

14時30分
関西国際空港発、広州経由でベトナムの首都、ハノイのノイバイ空港に到着。

閑散としたノイバイ空港内は
ねっとり、じっとりとした暑さ。
関空からはパーカーを羽織ってきたが、全く必要なし。

ノイバイ空港の出入り口ゲート付近では、花売りのベトナムお姉さんに対して若い警備員のベトナム青年が、勤務中にも関わらず何やらちょっかいを出していて、楽しそうにのんびりと談笑をしている。そんな光景が些細なことながら日本ではあまり感じられない、微笑ましい雰囲気と時間の流れでギャップを感じた。


両替等の準備を整えて、空港からハノイ市街地へ。
貧乏旅という事でタクシー等ではなく、乗り合いのミニバス(ミニバン)に乗り込む。
早速、苦手な値段交渉。
中心街まで500000ドン(約2500円)とふっかけられたが、最終的には40000ドン(約200円)になります。
そんな胡散臭さに恐怖を感じて、情緒が不安定に。

西洋のバックバッカー若者数人、ベトナム人女性二人、男性一人と乗車して出発。
しかし案の定、街の中心地まではバスは向かってくれずに途中の大通りの道端で降ろされます。
『ここからずっとまっすぐ歩いて行ったら着くわ』と運転手のおっちゃんに肩を抱かれ、仕方がなく重たいリュックを背負ってザクザクと歩いて中心街へ向かう。

それにしてもベトナム道路事情、写真や映像では認識していたが、まともに舗装されていない道筋には全く信号機など見当たらず、加えて交通量の多さ、特にスクーターの量、更にハイスピーディーな滑走、鳴り止まないクラションの爆音に驚愕。
しかし、そんな荒唐無稽な光景を目の前にして、遂に念願のベトナムにやって来たんだという、ワクワクとした気持ちが心の底から実感できた。
決して広い通りではないにも関わらず、ギリギリの状況でよく運転できますなぁ、と、時折、行き交うスクーターに轢かられそうになりながらも、妙に感心してハノイの道路事情をドキドキして眺めて歩いた。

のんびり1時間ほどかけて、なんとか徒歩でホアンキエム湖周辺のハノイ市街地に到着。
リュックが非常に重く、慣れない暑さと状況もあって、すでに疲労困憊。
しかし、今夜中に泊まる宿を探して決めなければいけません。
呑気にアイスクリームを食べながら、旧市街方面の安宿をふらふら探し歩き回るものの、とにかく低コストに納めたいという根性と、そして要領の悪さ、語学と会話力の無さが相まって、なかなか宿を決めれず、どんどん日が暮れていきます。
 

午後20時頃、散々歩き回って、ようやく、ここで良いかな⁉と決めてチェックイン。
ハノイ旧市街ドンスアン市場近くの宿、ドミトリーで一泊140000ドン(約700円、格別に安い)に決定。シャワーはこちらの確認ミスで冷水しか出ず、ショックが大きい。
とはいえ、まずは自分にとっては難関の1日目の泊まる宿を決める事ができたので、宿のロビーにあるソファに腰掛けてタバコをすいすいしながら、思いっきり安堵感に浸ります。

冷房シャワーを震えながら浴びて、一息ついたところで夜市で賑わう旧市街へ繰り出す。
早速、ベトナム食(フォー等)に食いつきたいところであるが、引っ込み思案の性格が炸裂して、人混みに溢れてガヤガヤした屋台等に一人で入る事ができず、コンビニで缶ビールとスナックを購入して街をプラプラ冷やかす。
冷やかすと言いつつも、夜市の溢れる活気と熱気、飛び交うリズミカルなベトナム語に、綺麗な顔立ちをした女の子達を眺めながら、終始、静かなる興奮を感じていた。

それにしても、夜の街を色々ぶらつくのは良いが、数多ある通りが延々と迷路みたいにかなり複雑で、宿までの道のりがわらからなくなって迷子になります。
これはハノイ滞在中、日夜関係なく何度も。でもそれがまた非日常的で面白い。

地元の家族連れや、カップル、外国人観光客で賑わう夜のホアンキエム湖や、その周辺をベンチに腰掛けてビール片手にキョロキョロ眺めがら、腕時計で日付を何度も確認する。

これから15日間をかけて、北のハノイから南のサイゴンまでのベトナム一人旅.....。
なにしろ特にコレといった旅の目的はなく、その他諸々と無計画なまま、突発的にベトナムに来てしまったので、急になんだか今後の先行きが色々と不安になってくる。
これからどうなるやら。
0時頃に宿のベッドで就寝。


続く